どうも、アベケンです。
2019年の富士ヒルが終わって1週間が経過し、ようやく体調が回復してきたので、少しずつ筋トレを再開してます。その中で気付いた出来事がありましたので今回はそれをまとめてみました。
積み上げたパフォーマンスはすぐ戻る
富士ヒルに影響が出ないように筋トレと自転車の練習に対してピーキングを行っていました。具体的には疲労を抜いてパフォーマンスを上げるために2週間かけてボリュームを減らしていきました。富士ヒル本番が終了した後、丸1週間身体を動かさず(動かせず)体調回復に努めた為、筋トレや自転車の練習としては約3週間普段よりもボリュームが少ない or 実施しない期間が続いた状態でした。
そして昨日約3週間ぶりに通常のボリュームに戻したのですが、今までこなしていた重量や回数が想像以上にこなせなくなっていました。
いや3週間も時間が空いたので、当然ある程度パフォーマンスは落ちているであろうことは覚悟してましたが、まさかこれほどまでに…というのが正直な感想でした。3週間のうち2週間はボリュームを落としていたにせよそれなりにやってたのに…。半年かけて積み上げたものが一瞬でなくなってしまった感があって、やるせなくなりましたねー…。
可逆性の原理
トレーニングには原理原則がいくつかあるのですが、上記の出来事は可逆性の原理というものに該当します。意味はざっくり言うと
「トレーニングをやめると身体はトレーニングをやめた状態に適用しようとする」
筋トレや自転車の練習を行っている間、身体はそれらのトレーニングから負荷を受けています。身体はその負荷に耐えられるように適用していき、より強い負荷に耐えられるようになっていきます。
それを急にやめると、身体にとっては今までかかっていた負荷が急になくなります。そうすると、身体は負荷のない状態に慣れていき、結果としてトレーニング効果は失われていきます。
筋トレはシーズン通して実施するべき
自転車の練習はパフォーマンスを高めるためにシーズン通して行います。これは自分の目的が自転車のイベントで自己ベストを更新する!という内容なので当然っちゃ当然なのですが、併せて筋トレもシーズン中続けるべきであると感じました。
過去に立てたトレーニング計画で、「シーズンオフの時に集中的に筋トレやっていわゆる『貯筋』ってヤツを作ってから、シーズン中は自転車の練習に集中したらめっちゃパフォーマンス上がるんじゃない?」というのをやったことがあったんですが、これがダメな計画であったことを自らの体験で証明することになってしまいました…。
たった3週間でパフォーマンス落ちるのに、オフシーズンの『貯筋』がシーズン終了までもつわけがありません。少なくとも筋トレ経験半年の自分ではそうでした。
筋トレは基礎体力の養成や筋力増加の他にも柔軟性アップ、ケガ受傷率の減少、運動効率の改善といった側面もあります。筋トレをやめてしまうことでこれらの効果もシーズン終盤に向けて元に戻っていってしまうので、シーズン終盤にケガをしてしまう可能性が高くなります。そうすると次のシーズンに向けて自転車の練習を積み上げていくことが難しくなりパフォーマンスが思った通りに上がっていかなくなる…といった負のスパイラルに陥りかねません。
よって、シーズン中もある程度筋トレに時間を割き、継続的に実施することがパフォーマンスを高めていくうえで遠回りなようで近道なのかもしれません。
シーズン中も筋トレは継続するべき理由まとめ
いかがだったでしょうか。
自分の経験則でしかありませんが、筋トレは続けることで初めてその真価を発揮するモノである…っ!という内容でした。
自転車に限らずスポーツをする上で継続的にパフォーマンスを高めていくためには器である身体を大きくするための筋トレは必須です。
トレーニング計画を立てる中で是非取り組んで見て頂ければと思います。
※編集後記※
筋トレが終わった後、生まれたての小鹿みたいにプルプル状態になったのが久しぶりでなんだか新鮮だったけど、翌日のバキバキ度合いが酷過ぎてやっぱり継続的にやった方がいいと改めて強く思いました…。