どうもアベケンです。
2019年1月から筋トレ指導を受け始めてはや10ヶ月目に突入しました。予算的に指導を受ける期間は1年と決めていたので、残り3カ月程となりました。 筋トレ指導を受けている最中の先生との会話で、指導を受け始めた時の事を振り返ると10ヶ月で随分と成長したなーと思います。
具体的には、指導を受け始めて3ヶ月くらい続けたスプリットスクワット。最初は身体が全然持ち上がらず、8rep3setやり終わった頃には生まれたての小鹿のようにプルプルしてました。ジムから駅まで歩く道のりがむちゃくちゃ辛かった記憶があります。まだ1種目しかやってないのに…あまりにもできない自分に絶望的な気持ちになったりました。それまで独学ではあるけどそれなりに筋トレに励み、多少なりともあった自負が粉々に砕け散った音が聞こえました(笑)
今も同じスプリットスクワットを続けています(頻度は落ちました)が、準備運動です。スッと身体は持ちあがるし、フォームもそれなりにまとまっているのではないかと思っています。程よくケツに刺激が入ってメイン種目の前の暖機運転、もしくは身体の疲労の残り具合を確認するチェック運動みたいな扱いになっています。10ヶ月前はこれがメイン種目だったのに。 他の種目もフォームを崩さず扱える重量も順調に(ゆっくりと)増えていることから、筋力は間違いなく向上していると実感します。本当に少しずつですけど。[:contents]
続けることは難しい
タイトルにもある通り、「継続は力」です。これは間違いありません。筋トレは続けることで筋力や柔軟性が向上し、扱える重量が増します。また、日々の自転車練習も少しずつ、ほんの少しずつですが自分を成長させているのではないかと信じています。(伸び率は鈍化傾向にありますが、これはしょうがない)
これは筋トレや自転車に限ったことではなく、趣味や他の運動も含めて続けることで気付けばとんでもない作品を作りあげたり、高みに登っていたりします。 ただ、これらの何が難しいって、人間続けることが一番難しい。誰もが実感するところではないかと思います。
私自身もこれまで何かに挑戦して、途中でやめてしまったことなど数知れず…。筋トレや自転車は幸いにも(やり方は変わりつつも)続いていますが、これらを続けることができているのは何故だろう?と考えてみました。
何故続けるのは難しいのか
過去に挫折した経験と、続けているそしてこれからも続けるであろう筋トレと自転車から、人は何故続けることが難しいのかを考えてみました。
短期目標と長期目標がない
例えばコンテストに出場するとか、自転車の練習であればレースに勝つ、自己ベストタイムを更新する、などといった短期目標と、長期目標としては自己ベストを更新し続けて、最終的には優勝する!とか、プロに入って大金を稼ぐ!とか…。
まぁそこまでハイレベルな目標じゃなくても、健康的な肉体を手に入れたいとか趣味を楽しみたいとか。「自分は何のためにこれを続けているのか?」という問いに自分の中で答えが出ないとモチベーションを保つのは難しいのではないかと思います。
「今日はやらなくていい」理由は無限に出てくる
「ちょっと身体が痛い」「なんだか調子が悪い」「咳が出る」「時間がない」「忙しい」「他にやらなきゃいけないことがある」etcetc…やると辛いし、やらなくていい理由は無限に出てきます。それなのにやる理由はちょっと遠い未来の目標だけ…やらない動機に対してやる動機が少ないと人はやらない方に向かってしまいます。
成長は苦痛を伴う(成長を楽しめない)
成長するには一定の苦痛を伴います。肉体的な苦痛の場合もあれば、上手くいかない、思ったとおりにいかない精神的苦痛もあります。そういった苦痛に負けて、こんなに苦しい思いをするのであれば続けることをやめてしまおうと考えても仕方がないかもしれません。
続けるために必要なこと
上記理由から続けることが難しいのであれば、継続するために必要なものが見えてきます。
短期目標・長期目標を立てる
自分が達成したい目標をそれぞれ立てます。期間は人それぞれだと思いますが、自分の場合は短期目標は1年以内に頑張れば何とか達成できそうな内容、長期目標は50歳くらいまでに達成したい目標を設定しています。
そして必ず必要なのが「短期目標を達成していった先に長期目標の達成がある」ような目標を立てることです。短期目標と長期目標に関連性がないと継続していくのは難しくなります。
私の場合を例に挙げると
短期目標:富士ヒルシルバー獲得(75分切り)
長期目標:自転車で速く長く走れるのってカッコいい
短期目標は2019年の目標ですが、2020年はまた違った目標を立てて練習に取り組んでいきます。そして、それは長期目標につながっています。そうすることで、1年毎にモチベーションが上下動せず長期目標に向かって長くモチベーションを保つことができるようになります。
目標達成のための時間を確保する
寝る時間や起きる時間、ご飯を食べる時間が決まっているように、「トレーニングする時間」というのを決めてしまいます。この時間になったらどんな理由があろうとトレーニングをする。着替える。自転車に乗る。ジムに行く。その時間は他の予定を入れません。これを繰り返すことで「やらなきゃ」と思う(気力を使う)事なくトレーニングに移行するようになっていきます。
寝る前に歯磨きをするのと同じ感覚でトレーニングに入ることで、「トレーニングをやる為の気力」が不要になっていきます。気力は有限です。何かを決める、判断する、選択する事で人は気力を消耗していきます。
仕事で気力を使うと身体は疲れていないのに疲労感を感じる事があると思いますが、「トレーニングに向かう」ことに対して気力がいる状態だと仕事が終わった後にトレーニングに向かうことができる可能性が低くなります。
キツさ、辛さの向こう側にある自分の姿をイメージする
イメージの力って大事です。「こんなのできっこない!絶対無理!」と思いながら何かをするって精神的にも辛いし、実際効果も半減します。そして失敗する可能性も高くなります。
自分が思い描く理想の自分をイメージし、このキツさを乗り越えた時に一歩理想の自分に近づける…と考えながらやることで「やってやろうじゃないか」「チャレンジしてみるか」といったマインドになりやすく、キツい内容にも耐えられる可能性が高くなります。
他人を巻き込む
自分一人じゃトレーニングの辛さに耐えられそうにない…性格的にサボってしまう…そういった方も多いと思います。私もその一人であると自負しています。
そういった場合は他人を巻き込んでしまうのも一つの手です。例えば筋トレであれば、指導をしている方にお願いする…そうすることで強制力が働きますし、時間も決まってきます。金銭のやり取りもあるので、元を取らなきゃ!というマインドが働くかもしれません。
自転車であれば、仲間を誘って練習に誘ってみる。自分一人では耐えられないけど誰かと一緒にやることで競争心や闘争心に火をつけて普段なら心が折れてしまうところからもう一歩頑張れる。誰も練習仲間が見つからないと、自分もサボってしまう諸刃の剣的な一面もありますが…言葉は悪いですが上手く他人を利用して、やらなきゃいけない状況に自分を追い込むことで日々のトレーニングをこなすのもひとつの手ではあります。
継続は力なりのまとめ
続けることの効果は計り知れません。しかし続けることは難しい。そこで、続けることのハードルを下げるための考え方や手法を自分なりにまとめてみました。
ひとつ注意しなければならないのは、筋トレや競技練習を習慣化することを強迫的な心理で行ってしまうことです。これで生活したり、お金を頂いているわけではありませんので、キツいけど楽しく続けられる範囲で実行していくことで最終的に大きな恩恵を手に入れることができるのではないかと考えます。
何をやっても長続きしないなぁ…と悩んでいる方がいましたら参考にしていただければ幸いです。
※編集後記※
友人の披露宴パーティーにお呼ばれしたのでむかーし買った冠婚葬祭用のスーツを引っ張り出して試着したのですが、股関節周りがパツンパツンでした…。どないしよ…。
コメント
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