トップカテゴリーのドーピング問題におけるホビーサイクリストへの影響

ドーピング フィロソフィー
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どうも、アベケンです。

現在、元全日本選手権個人タイムトライアルチャンピオンの西薗さんが翻訳されている「世界最高のサイクリストたちのロードバイク・トレーニング:ツール・ド・フランスの科学」を読んでいるのですが、その中でふと気になった一文を取り上げ、ツイッターで呟きました。

私が気になった一文は以下の部分です。

不正行為やその隠蔽に使える資金があるなら、どうしてコーチや料理人、バイクフィッティングのスペシャリストを雇う必要があるのか?

世界最高のサイクリストたちのロードバイク・トレーニング:ツール・ド・フランスの科学

これまで正直な話、プロの人達がドーピングに手を染めることに対してあまり興味がありませんでした。

「プロになれるわけでもないし、遠い世界の話だし、自分にはあまり関係のないトピックだなぁ。ツール・ド・フランスを走るわけでもないし…。話のネタにするくらいだよなぁ…」

というのがこれまで抱いていた自分の感想でした。上記一文を読むまでは。

上記一文を掘り下げた結果、今では自分にも大いに関係がある!プロにはドーピングを使わず、クリーンにレースをして頂きたい!という感想に変わりました。

何故考え方が180度変わったのかを説明していこうと思います。

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不正があると研究や理論解明が進まなくなる

レースがドーピングありきになると、勝つ為に必要なことは「いかに上手くドーピングを行うか」ということになっていきます。ドーピング使わないと絶対に勝てなくなりますからね。

そうすると、素質のある人を連れてきて当然練習はするわけですがドーピングをすることが前提となるので、パフォーマンスを高める為のトレーニング理論や方法、生理学分野の研究が疎かになる可能性があります。ドーピングを使う事でパフォーマンスの差をひっくり返すことが可能ですし、研究や理論もドーピングありきでの話になってきます。

トップカテゴリーで生み出されたパフォーマンスを高める為の研究やトレーニング理論が、アマチュアやホビーサイクリストに降りてくる構図はどのスポーツでも似た部分があると思います。

全てのトレーニング理論がトップカテゴリーの中で生まれているとは言いませんが、高級、最先端の計測機器や風洞実験施設、理論を元に研ぎ澄まされたプロサイクリストから生み出された結論は我々ホビーサイクリストからすると非常に興味深く、考察に値するものなので、そういった研究が疎かになり、ドーピングありきになってしまうのはあまりにも切なく、暗澹たる気分になります。

プロになろうとする人がいなくなる

トッププロカテゴリーは世界最高のフィジカルと戦術、機材、理論が集まる文字通り最先端かつ最高峰です。だからこそそんな世界に憧れて、その世界を目指す若者を引きつけ、競技が活気付き、人口が増え、新たな研究が行われるんです。

それなのに、トッププロカテゴリーはドーピングをやらないと勝てないという状況になった場合、プロを目指そうという気になるでしょうか?

ドーピングには健康被害や代償が伴います。過酷なトレーニングやケガとはまた違った形で選手の命を脅かすものです。そういったモノを身体に受け入れることを強要する世界に好き好んで飛び込もうと考える人は少ないのではないかと考えます。

プロ人口の減少は競技の衰退に直結します。結果として競技自体の寿命を縮めてしまうことになりかねません。

雇用が減る

引用部分にも記載がありましたが、選手の栄養状態を考えたりパフォーマンスを極限まで高めたり自転車のフィッティングをやるよりも、ドーピングして選手を無理矢理走らせれば結果が出るのであれば、それだけ費用も抑えられます。

そうすると選手への報酬と、ドーピングが関わる部分のみでお金が回ることになり、業界全体で見た時に衰退は必至です。

選手への報酬が高まるのは喜ばしいことですが、代償は健康被害における選手生命の短縮です。命を差し出す代わりに得られる対価としては少し安すぎる気がします。

まとめ

ドーピングは使用者の健康や命を代償に、飛躍的にパフォーマンスを高めることのできる劇薬です。

ドーピングを行うことで一時的に金銭や名声といったものが手に入るかもしれません。

しかし、ドーピングを行うことで業界全体は衰退し、結局は自分と自転車に関わる全ての人の首を絞めることにつながります。

クリーンで公正な競技であることを切に願います。

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※編集後記※

寒暖差が激しく、体調管理に一苦労です。そこにきて新型コロナウイルスの流行…。

髪型をボウズにして初めての冬なのですがこんなに寒いとは…髪の毛の保温効果を思い知りました…

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