どうも、アベケンです。
今回は少し趣向を変えて(ここが雑記ブログのいいところ)。
少し前に、ツイッター界隈で女性自転車乗りが増えない!みたいな話題が上がったことがありました。
私自身は自転車界隈に生息するまごうことなきオッサンですが、 今回は個人の目線から女性が増えない理由を考察してみたいと思います。
一言に「女性」といっても色々な方が存在し、性格、能力、体力、環境、体格その他諸々何もかも違うので一括りにできないことは重々承知の上で、自分の周囲にいる極々限られた女性を見ている中でこうなのではないか?と思いつくことを挙げていきたいと思います。
今回の記事は私の想像上の話なので、コラム的に楽しんでもらえれば(笑)
車道が怖い
日本の道路事情は非常に複雑な上に、残念ながらロードバイクには優しくないのが現状です。
ロードバイクはある程度速度が出る乗り物のため、車道走行が基本となります。狭い道路ですと追い抜く車との距離がどうしても近くなるため、車に抜かれるたびに怖い思いをすることになります。
これに関しては女性も男性も思いは同じなんですが、体重が軽いと風に煽られやすかったり路面のギャップにハンドルを取られやすかったりするので、より怖さを感じやすいのかなと。
生理がある
イベントやレース、大会の日は個人の意思で決まっているものではないのでずらすことができないにも関わらず女性は周期的に生理があり、その前後はパフォーマンスが低下します。
せっかくイベントや大会に向けて頑張ってトレーニングを積み重ねても生理が来ただけでベストが発揮できなかったり、身体を動かすのが億劫になったり…。そうなると、モチベーションを保ち続けるのが難しかったりするのは想像できます。
今はある程度ホルモン薬等で周期をコントロールすることができるものの、身体のコンディションを一定に保つのに何故こんな薬なんぞ飲まなければならないのだ…金銭的にも負担がかかるしなにより面倒くさい!という気持ちになるのかもしれません。
男性が怖い
女性が一人でライドに行くとほぼほぼ声を掛けられるそうで(自分調べ)。出先でそういった交流を楽しめる方であればいいのですが、一人で走りたい人もいるでしょうし、知らない人に話しかけられるのは苦手…といった方もいると思います。
同じ自転車乗りから声を掛けられるパターンもありますし、休憩中や信号待ち時に車のドライバーや歩行者から声を掛けられるパターンもあるんじゃないでしょうか(想像)。
絶対的な筋力で比較すると女性は男性よりも弱い(パワー勝負で勝つのはなかなか難しい)ため、女性は男性に対して本能的に少なからず恐怖心があります。そのため、男性側に悪意や敵意がなくても身構えてしまうのは自衛として当然かなと。
そんな状態で自転車に乗って外に行くたびに声を掛けられ、怖い思いをすることを繰り返すと自転車に乗るのが億劫になってしまう…。そんな心理になってしまう方もいるんじゃないでしょうか。
機材が優しくない
自転車は機材スポーツであり、機材がないと始まりません。この機材のハードルは男女問わず高いものとなっています。マイナースポーツの域を出ない要因のひとつとなっているのではないかと勝手に想像してます。
まずお値段が高いし、メンテナンス等を自身でやることを考えると色々と覚えなければならないことがドーンと増えます。機械いじりが好きな男性諸氏はここら辺のハードルは比較的低いのですが女性はメカニカルなものに対して苦手意識がある人が多いイメージがあります。
フレームサイズもシビアで気に入った色や形、メーカーの自転車に乗れない!なんてことはザラにあります。
それに、コンポーネントのハードルも女性にとっては高い。エントリーグレードの完成車にはコンポーネントもそれなりのものしかついておらず、そうするとブラケットが手のサイズに対して大きすぎたり、ブレーキが硬すぎたり…。
握っていると疲れるハンドル、引きにくいブレーキでちゃんと止まれるかどうか不安が残る状態で車が走る車道を走ると考えるだけで恐ろしいものがあります。
「じゃあDURAで組んだりニッセンのケーブル使えばいいだろ!」と言われる方がいるかもしれませんが、それはすでに自転車沼に落ちている方の考え方であって、続くかどうかもわからない趣味にいきなり多額の資金をつぎ込める人はなかなか稀有な存在なんじゃないでしょうか。
「筋力の弱い女性はいきなりハイエンドを買うと快適ダヨ!」と言われても金銭的にもますますハードルが上がるだけ…という構図になります。
また、自転車を購入した後は定期的なメンテナンスが必要です。わからないことは自分で調べたりそれでもわからない場合は周りの人やお店に聞くしかないのですが、周りの自転車乗りもお店の人も男性ばかり…。上で述べた「男性が怖い」にいきついてしまうと自分ではできないしお店に行くのは怖い…となると詰んでしまう可能性があります。
(男性と比較して)体力差が大きい
自転車界隈は圧倒的に男性過多の世界です。これは紛れもない事実です。そうすると、いざグループで走りに行こうとなった場合、必然的に男性と一緒に走ることになります。その場合、性差による体力差があり女性は出発前から気後れする形になります。
それに加えて女性が初心者、男性がある程度の経験者だという構図(よくある構図)だとその体力差はより顕著なものになります。そうなると、女性の心理としては「周りに迷惑をかけてしまうのでは」となってしまう可能性は低くなさそうです。
平坦を走る場合は男性を風よけに走るもののペースが速くて辛い、登りはみんなを待たせてしまい申し訳ない…そういった構図になると自転車に乗るたび極度に疲労するか、気を遣うという状態が出来上がってしまい、結果足が遠のいてしまうのではないかと考えています。
同じ女性はガチ勢(に見える)
こんな男性過多の自転車界隈にも少数ながら女性は存在します。そういった先輩諸氏を見てカッコいい!私も!となる人もいるかもしれません。
そのカッコいい先輩諸氏はこれまで述べてきた数々の試練をくぐりぬけて自転車に乗っている方々なので、すでに猛者の類です(失礼)。
カッコいい先輩女子自転車乗りに憧れてエントリーグレードの自転車を買うも、理想と現実の狭間で打ちのめされてしまい「こんなハズじゃなかった…」と乗らなくなってしまう人もいるのではないでしょうか。
ソロでの楽しみ方がわからない
女性で一人黙々と自転車に乗っている方ってあまり見ない気がします(自分調べ)。グループライドやグルメライドが好き、という人が多い印象です。
かくいう私も一人で乗る時はトレーニング目的であることが多いです。後はブルべ等のイベントくらいでしょうか。
トレーニングをすることが目的じゃなかったり、ブルべのような自己完結型のイベントに出ない場合は一人黙々と走る機会は少ないかもしれません。
そう考えると、周りに仲間がいない、かつトレーニングが目的ではないとすると自転車を一人で楽しむためには距離や達成感、グルメや副次的なご褒美要素が必要になります。
それらのご褒美要素を自分で設定し、走りに行ける人は放っておいても自転車に乗ると思いますがそうじゃない人、楽しみ方を自分で探せない人は目的がなくなってしまうので自転車に乗らなくなってしまうような気がします。
「誰か私を楽しませて!」というスタンスだと自転車は楽しむことができません。
自転車は足を動かさないと動きませんし、景色は変わりませんし、美味しいものは向こうからやってきたりしません。テレビや映画のようにエンターテイメントが向こうからやってくることはないのです。
上記で述べた理由の複合
実際にはこれまで述べてきた理由が複数重なることによって、結果自転車に乗るのをやめてしまったケースが多いのではないかと思います。
まとめ
最初にも書きましたが私自身はまごうことなきオッサンなので、これまで述べてきた内容は私自身の想像でしかありません。そのため「全然的外れなんですけど」「やっぱオッサンはダメだな」と感じられる方もいるかもしれません(笑)
女性といっても一括りにはできないので自転車に乗らなくなる、やめてしまう理由は人それぞれです。
自転車というスポーツの裾野を広げるために、関わる人の増加は必要不可欠です。スポーツ自転車に乗る人が増えればいいなぁという思いがあり、人口の少ないところにフォーカスを当てて考えてみました。
だからといってすぐに問題が解決するとは思っていませんし、現状オッサンの妄想と妄言でしかありません(笑)
※編集後記※
今週はレスト週のため、強度の高い練習は行わず低強度のレスト走と筋トレのみです。カロリー消費量がグッと少なくなるので油断するとあっという間に体重が戻ります。